Book: No Office » 第1部 - オフィスの間違った捉え方 [Draft] 第11章 - スマートに決断しよう 第11章 - スマートに決断しよう | one.md

第1部 - オフィスの間違った捉え方

「オフィスがあろうがなかろうが、異なる働き方を始める時が来た。」

おしゃれなオフィスという神話

現代のオフィスは、何か素敵な魔法が起こる場所であるという風に捉えられてしまっているようです。そこでは、最も効果的で効率的に全ての仕事が行われている、というように。

確かに、世界中の企業がオフィスの細部にまで配慮しているというのは事実です。スペースをうまくデザインし、テーブルサッカーを配置したり、リラックスラウンジを作ったり、壁の色や照明を工夫したり、と様々な努力をしています。それらは全て、会社やチームの生産性と士気を向上させようとするのが目的です。

誤解をしないでほしいのですが、私もきれいにデザインされたスペースは好きです。しかし・・・

こういったデザインに工夫を凝らすことで、チームの生産性が改善されるということはほとんどありません。なぜならば、問題はもっと根本的なところにあるからです。

長年にわたって私は、様々な業界で活躍するたくさんのビジネスオーナーと対話をしたり、Nozbeのリモートワークの改善に努めたりしてきました。その中で、現在のオフィスとチームワークのあり方に関して、3つの大きな問題点があることが明らかとなりました。

現代のオフィスが抱える3つの罪

  1. 悪い習慣 - オフィススペースは「ブレインストーミングセッション」や「即興の会議」のような悪い習慣をチーム内に作るのを助長してしまっています。
  2. オープンワークスペース - 多くのオフィススペースは、実際とても「開放的」なので、そこで働く人は仕事に集中するのに苦労を要します。騒々しい風景や音に気が散らされてしまうのです!
  3. オフィスでないとできない!という依存 - オフィスという物理的なスペースは、仕事に対して人工的な制限を作り出してしまいます。組織がオフィスに依存することを余儀なくされます (ペーパー、書類、会議、ホワイドボード、などなど)。これにより、オフィス外で仕事をするということを物理的にも心理的にも困難なものにし、事実上、不可能にしてしまったりしています。

本節ではこれらの問題を扱っていきます。より効果的なオフィスの使い方を説明し、それから、オフィスの物理的な制約に依存しないような仕事のやり方を紹介したいと思います。要するに、何度も繰り返しますが、「行くのが仕事ではなく、するのが仕事である」ということなのです。

オフィスがビジネスをするのではない

ビジネスはオフィスのために存在するのではなく、社会に何かをする必要があるからこそ存在するのです。世の中に付加価値を提供するということです。

だからこそ、なぜ本当にオフィスが必要であるのか、もし仮に必要であるのなら、あなたに最高の結果をもたらすためには、それはどのようなものであるべきで、いかに機能すべきなのか、ということについて真剣に考え始めなければいけない時が来ているのです。

強いて言えば、COVID-19パンデミック下でのロックダウンの経験は、私たちに、特にナレッジワーカーの仕事の多くはオフィスでなくともオフィスで行うのと同じように、あるいはそれ以上に、成功することができるということを示しました。

ここで、本を読み進めていく前に、次のような質問を自分自身に投げかけてみてください:

  • 「オフィスを持つこと」はあなたの会社を良い会社にしていますか?
  • それは仕事の向上に役立っていますか?
  • それはチームメンバーの生活の質を向上させていますか?
  • それはチームをより効率的にしていますか?
  • それは最高の人材を確保するのに役立っていますか?
  • それの本当の目的はなんですか?
  • どうすればそれをもっと良くすることができますか?

では、これらの質問に対する答えを見つけていきましょう。

Next: 第4章 - 集中時間を確保する

Back to the Table of Contents

Read this chapter in: